鬼神が駆け回る尾道市の民俗文化財「尾道ベッチャー祭り」が3日、市中心部であった。無病息災の御利益を求めて大勢の市民や観光客が繰り出し、港町は熱気に包まれた。
ベタ、ソバ、ショーキーの3鬼神と獅子頭に扮(ふん)したのは吉備津彦(通称一宮=いっきゅう)神社青年部のメンバーら。鬼が持つササラ竹や祝い棒でたたかれたり、突かれたりすると無病でいられるとの言い伝えがあり、親たちは怖がる幼児を鬼に差し出していた。
【写真説明】健康を願い、鬼神ショーキーを取り囲む市民ら(撮影・増田智彦)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200811030233.html