2008年11月03日(月) 15時54分
広島の硫化水素事件、窃盗容疑で逮捕の男が犯行ほのめかす(読売新聞)
広島県廿日市市のマンションの1室で10月、硫化水素が発生して男女が病院に運ばれる事件があり、知人の会社社長の男(50)(窃盗容疑で逮捕)が「部屋に入って硫化水素を発生させた」と犯行をほのめかす供述をしていることが、同県警捜査1課などの調べでわかった。
同課などは自殺に見せかけて2人を殺害しようとしたとみて殺人未遂容疑などで捜査しており、容疑が固まり次第、再逮捕する方針。
県警幹部によると、男は10月14日未明、廿日市市宮島口のマンションの1室で洗剤などを入れた容器で硫化水素を発生させ、室内にいた男性(64)と女性(34)を殺害しようとした疑いが持たれている。男女は病院に運ばれたが軽症で、命に別条はなかった。
県警はこの男が事件の直前、男性が所有する広島市中区のマンションの1室に侵入し、現金や商品券など千数百万円相当を盗んだとして窃盗容疑で逮捕していた。男は男性と仕事を通じた知り合いで、男性から仕事を紹介してもらい、紹介料を払っていた。しかし、未払いの紹介料が数千万円に上っていたといい、男は「紹介料が払えず、困っていた」などと話しているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081103-00000014-yom-soci