中国新聞で連載中の小説「広島フォーク村」にちなんだトーク&ミニライブが2日、東広島市の広島大であった。40年前、吉田拓郎さん(62)らが起こした広島の音楽伝説に、約180人が思いをはせた。
小説の筆者田家秀樹さん(62)=東京都=のほか、フォーク村からは広島大OBの白髭健次さん(60)=滋賀県、録音スタジオ経営丸子理生さん(56)=広島市南区、ライブハウス経営石澤良一さん(52)=安佐南区=が出演。拓郎さんらメンバーとの思い出を語り合った。
田家さんは「デモより音楽が若者の心を動かした。広島でしか起こりえなかった活動」と説明。白髭さんは「小説を読み当時の情熱がよみがえった。今後は歌で元気に生きていこう」と、同世代の聴衆に呼び掛けた。
【写真説明】懐かしのフォークソングで田家さん(中央)らが盛り上げた広島大のトーク&ミニライブ(撮影・藤井康正)