大阪府吹田市豊津町のコンビニ「ローソン西江坂店」前で1日、客の若い男がけったとみられる看板が、通り掛かった近所の無職板垣和志さん(58)の胸に当たり、3日午前、病院で死亡した。
大阪府警捜査1課と吹田署によると、板垣さんは心臓病の持病があったという。同課などは、司法解剖して看板が当たったことと死亡との因果関係を調べることにし、傷害致死などの疑いで男の行方を追っている。
調べでは、1日午後3時半ごろ、三脚が付いた木製看板(高さ約1・2メートル)が板垣さんの胸に当たった。板垣さんは同店の店長に「男のけった看板が当たった」と話して帰宅。その後、容体が急変し意識不明になった。
男は20−25歳で身長約180センチ。黒っぽいジャンパーに黒っぽいズボンを着ていた。
車両保険の払い込みをしようと店内の機械を操作していたが、うまくいかずに出たといい、腹いせに看板をけった可能性があるという。
(共同)