茨城県鹿嶋市で2006年、当時19歳の少年が監禁され行方不明になった事件で、県警は2日、逮捕監禁の罪で起訴された自動車登録代行業福岡博実被告(30)らの供述通り、同県城里町の山中で人の頭の骨を見つけた。県警は遺体がこの少年の可能性があるとみて身元の確認を急いでいる。
福岡被告は「同県鉾田市の河川敷で殴ったりけったりしているうちに死んでしまった」と供述、遺体は高久勇一被告(35)=同罪で起訴=らが城里町の山中に埋めたとしており、県警が捜索していた。
起訴状によると、福岡被告ら5人は06年9月、当時18歳と19歳だった少年2人を数日間にわたり車で連れ回し、鹿嶋市の住宅で手足を縛り暴行を加えるなどした。
18歳だった少年は数日後に解放されたが、19歳だった少年は行方不明になり、母親が鹿嶋署に捜索願を出していた。