【ソウル=築山英司】朝鮮中央通信は2日、金正日(キムジョンイル)総書記が第11回人民体育大会の閉幕に合わせて朝鮮人民軍サッカーチームの試合を観戦したと報じた。写真も配信したが、撮影日時や場所は不明だ。金総書記の写真付き動静報道は10月11日の軍視察以来、22日ぶり。
ラヂオプレスによると、同大会は10月17日に開幕式、同31日に閉幕式がそれぞれ行われた。サッカーの試合はこの期間中とみられる。党機関紙「労働新聞」や国内向けの朝鮮中央テレビも2日、一斉にサッカー観戦を報道した。
朝鮮中央通信によると、金総書記は試合後に「先軍政治の旗手、突撃隊である軍人は体育活動でも模範である」と称賛した。軍将兵と義弟の張成沢(チャンソンテク)党行政部長ら党幹部が同行したという。
(中日新聞)