出産した乳児の遺体を放置したとして、京都府警捜査1課と五条署は1日、死体遺棄容疑で、母親の無職藤沢真由美容疑者(30)=京都市中京区小結棚町=と、同居の会社員長谷章宏容疑者(47)を逮捕した。
調べでは、両容疑者は5月ごろから10月31日までの間、2人が暮らすマンションの室内に、藤沢容疑者が出産した男児の遺体を放置して遺棄した疑い。
藤沢容疑者は調べに「死んだとは思っていない」と話しているという。
同署によると、遺体はミイラ化しており、居間のふとんの上に裸で寝かされていた。司法解剖したが、死因は不明。男児は4月に生まれ、5月初めごろに藤沢容疑者の知人の家で死亡したという。
両容疑者は同じ宗教関係の団体に所属。出生届を出さないことなどを不審に思った市の児童相談所が、10月31日に五条署とともに自宅を調べて遺体を発見した。