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2008年11月02日(日) 19時19分

陸自の部隊、預貯金・借財や親族の健康状態まで調査読売新聞

 熊本県に本部を置く陸上自衛隊西部方面管制気象隊(吉村和昭隊長)が6月、全隊員約100人に、預貯金や借金の額、3親等以内の親族の氏名や住所、健康状態などを任意で調べていたことがわかった。

 同隊を管轄する陸自西部方面総監部(熊本市)は「貯蓄を奨励し、借金による犯罪などを未然に防ぐため。親族の健康状態については、忌引休暇などに配慮するために必要と考えた。個人情報への配慮を欠いた面があったが、行政機関個人情報保護法に抵触するとは考えていない」と説明。回収率については「答えられない」としている。

 同総監部によると、服務指導の一環として各部隊が隊員に借財や親族の健康状態を尋ねることは普段からあるという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081102-00000019-yom-soci