海外移民が多い広島にちなみ、「移住・移動」をテーマにした現代美術作品を展示する「CAMPヒロシマ」が1日、広島市中区の旧日本銀行広島支店で始まった。芸術で街の活性化を図る「広島アートプロジェクト2008」の企画の一つ。16日まで。
日本や韓国、ドイツなど9カ国25組の作家が31作品を展示。東アジアから欧州に伝わったツバキの道を韓国の伝統紙で造った花で表現したり、ハワイ・オアフ島と広島市の海岸を合成した架空の島の地図に平和への願いを込めたり…。プロジェクトは中区南吉島のボートパーク広島などでも始まった。
【写真説明】ツバキが伝わった道をイメージした造花に見入る来館者