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2008年11月02日(日) 16時12分

スペインでコスプレ大会スポーツ報知

 スペインの漫画愛好家が集結する「サロン・デル・マンガ」が開催されている同国東部バルセロナ近郊で1日、コスプレ大会が行われ、30組以上のコスプレファンがアニメの主人公になりきった。

 同イベントは今年で14回目で、年々規模が拡大。主催者は10月30日から11月2日までの会期中に6万人を超える入場者を見込んでいる。

 日本のポップカルチャーを扱う欧州の催しの中では、パリ、バルセロナ、ローマ各都市のイベントが3大祭とされる。欧州の漫画文化に詳しいイベント企画会社、ユーロジャパンコミックの西山健二氏によると「パリの漫画ファンは文化志向で、ローマは自己満足型。一方、バルセロナでは漫画を通じて仲間の輪を広げようとの意識が感じられる」と説明する。

 今回のコスプレ大会で少女漫画「ベルサイユのばら」の王妃マリー・アントワネットを演じて優勝した大学生、ベネディス・セラーノさん(21)は「衣装は手作りで、3月から準備を始めた。緊張していたけど練習通りに演技ができて満足だ」と話した。

 大会の会場は小ぶりな市民体育館。1000人を超える観客の多くもコスプレ衣装を着込み、声援を送った。今回の大会は、来年8月に名古屋市で開かれる予定の「世界コスプレサミット2009」のスペイン選考会も兼ねている。(共同)

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081102-OHT1T00170.htm