2日午前8時半ごろ、秋田県八郎潟町川崎で突風が吹き、町営住宅など計12棟のトタン屋根がはがれたり、窓ガラスが割れるなどの被害が出た。中学3年の男子生徒(14)と女性(39)がガラス片で腕や足を切る軽傷を負った。
秋田地方気象台は竜巻の可能性もあるとみて、現場に職員を派遣し、被害状況などを調べた。
同気象台によると、同町を含む秋田沿岸部では1日夜から強風注意報が出ていた。被害発生当時は寒気を伴った気圧の谷が現場周辺を通過し、突風が起きやすい状態だったという。
五城目署の調べでは、町営住宅5棟のトタン屋根がすべてあるいは一部はがれたほか、付近のプレハブ小屋が吹き飛ばされて全壊するなどした。