京都大と京都市などが、車体に伝統的な竹細工の技巧を応用した竹かご型の小型電気自動車を産官学で共同開発し、2日、京都市内で試作車のデモ走行を行った。
1人乗りで、愛称は素材の竹(英語でbamboo)にちなみ、「Bamgoo(バングー)」。京都産の真竹45本を、長さ2メートル、幅1センチの薄い竹板900本に加工し、竹細工の職人が1カ月がかりで編み上げた。
車体は約60キロと軽くて弾力性があり、車全体で衝撃を吸収する構造。1回の充電で約50キロ走るという。
開発チームは「観光地などで気軽に乗れるエコカーとして普及させたい」としている。