認知症予防の効果が指摘されるドコサヘキサエン酸(DHA)を多く含む魚肉ソーセージを高齢者に2年間食べてもらい、予防効果を調べる臨床実験が1日、島根県川本町で始まる。被験者は31日、料理教室でソーセージ調理のレシピを学び、実験開始に備えた。被験者は60—80代の110人。研究は島根大医学部の橋本道男准教授が主導し、町内の加藤病院も加わる。同種の100人規模の研究は例がないという。
料理教室は飽きのこない食べ方を提案する狙い。この日は約50人が参加。同病院の管理栄養士大野美穂さん(37)が「生のおいしさを生かそう」と提案し、全員でソーセージ入り手巻きずしを作って味わった。
実験では110人を2グループに分け、DHA入りと比較対象のカロリー同等のソーセージをそれぞれ毎日1、2本食べてもらう。半年ごとに記憶力や血液を検査。DHA摂取と認知機能の関係を考察する。
【写真説明】栄養士(前列中央)と魚肉ソーセージ入りの巻きずしを作る臨床実験の参加者