金子一義国土交通相は31日の記者会見で、政府が追加経済対策で東京、大阪圏以外の高速道路料金を土日と祝日に上限1000円にするとした値下げ案について「本州四国連絡高速会社の営業エリアについては上限1500円を軸に考えている」と、別の料金を適用する方針を示した。
同社の収益力が他の高速各社に比べ弱いためで、金子氏は「値下げは、国が民間会社の高速道路会社にお願いして実現する仕組み。会社側には採算性の問題もあり、仕方がない」と説明した。
金子氏は値下げ案を公表した際に「(上限は)原則1000円だが、場所によっては1500円程度になる」と説明していた。
瀬戸内しまなみ海道の普通車の通行料は、西瀬戸尾道インターチェンジ(IC)—今治ICが4700円、尾道市内の移動となる西瀬戸尾道IC—生口島北ICは1300円。瀬戸大橋は早島IC—坂出IC間が普通車4100円。