2008年10月31日(金) 01時42分

＜ＹＫＫＡＰ＞２億円所得隠し　東京国税局指摘（毎日新聞）

　アルミ建材大手「ＹＫＫ　ＡＰ」（東京都千代田区）が東京国税局の税務調査を受け、架空の仕入れによって裏金を作るなどしたとして、０７年３月期までの５年間で約２億６０００万円の所得隠しを指摘されていたことが分かった。

　追徴税額は、重加算税などを含めて約１億５０００万円で、同社は不正に関与した支店長級社員など３人を解雇している。

　同社によると、一部の社員が架空の仕入れがあったように装って裏金を作り、建設工事を受注する目的で、仲介業者に金を渡していたという。

　同社は「今回の事態を真摯（しんし）に受け止め、再発防止に努める」とコメントした。【高島博之】

【関連ニュース】
脱税：密造軽油販売の元右翼幹部を逮捕　警視庁
ＰＣＩ脱税：起訴事実認める　東京地裁初公判
申告漏れ：ネット取引絡みが急増　０７年度は４４９億円
脱税：ゴム製品卸売の「東京原材」が所得隠し２億円
脱税：映画プロデューサー黒須社長が５千万円　国税局告発

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081031-00000004-mai-soci