【ニューデリー29日共同】スリランカからの報道によると、反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)の航空機が28日夜、同国の中心都市コロンボ北部にある発電所を空爆、発電所の職員1人が死亡した。コロンボ市内は停電となったが、29日朝に復旧した。
発電所空爆前には、北西部マンナールの基地も空爆されたが、軍報道官によると、被害は少ないという。一方、LTTE寄りのウェブサイトニュース「タミルネット」は、空爆で基地に重大な被害を与えたと報じた。
同国北部を中心に政府軍とLTTEの戦闘が続いており、LTTE側は後方かく乱などのため各地で爆弾テロなどの攻撃を激化させている。