プルサーマル導入を目指す中国電力島根原子力発電所2号機(松江市、82万キロワット)について、国から28日に原子炉設置変更許可を受けた中電の山下隆社長は29日、島根県庁を訪れ、溝口善兵衛知事に計画への理解を求めた。
山下社長は、国の見解を踏まえた2号機の耐震安全性確認などを求める松江市の質問に答えられていないことに触れ、「われわれとしては精いっぱい対応してきたが、国の審査が終了していない。一日でも早く審査が終わり、回答できるよう対応したい」と述べた。
溝口知事は「県としては専門家の意見や市の考えを聞いて対応する。県民、市民へ分かりやすく説明を」と求めた。
【写真説明】懇談する溝口知事(左端)と山下社長(左から2人目)