神奈川県警が、学内で大麻を売買したなどとして、大麻取締法違反(譲渡など)容疑で、慶応大の学生2人を10月に相次いで逮捕していたことが30日、分かった。2人は横浜市の慶応高校出身で先輩、後輩。「同じ大学の友人数人とキャンパス近くのカラオケ店で一緒に吸ったことがある」「興味本位だった」と容疑を認めているという。
県警は他の学生にも大麻の使用が広がっていた可能性もあるとみて入手ルートや売買の経緯などについて捜査している。
逮捕されたのは、慶大商学部2年、内田浩太郎容疑者(21)=横浜市青葉区=と、別の文系学部1年の男子学生(20)=東京都台東区。
調べでは、内田容疑者は7月上旬、横浜市港北区の慶大日吉キャンパス内で、逮捕された男子学生に乾燥大麻数グラムを7000円で譲り渡した疑い。
男子学生は今月1日、自宅で大麻を所持していたとして、同法違反の現行犯で逮捕され、起訴後に保釈された。