2008年10月29日(水) 12時16分
エキスポランド 民事再生法申請…再開のめど立たず 大阪(毎日新聞)
昨年5月、ジェットコースターが脱線して乗客1人が死亡、12人が負傷した大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」を運営するエキスポランド社は29日、民事再生手続きの開始を28日に大阪地裁に申し立て、受理されたと発表した。負債総額は約16億円。同園は現在は休業中で、来春の営業再開を目指していたが、同社は「来春再開のめどは立たなくなった。今後は、動物のパフォーマンスを中心にファミリータイプの遊園地として再生を図りたい」としている。
清水忠一社長らが記者会見した。同園は事故後に休園、昨年8月にいったん再開したものの、事故によるイメージ悪化が避けられず、入園者数が前年比80%減となり、12月から再度休業していた。
事故では、大阪地検が今年4月、「車軸の亀裂が拡大していたのに、部下に点検や検査を指示しなかった」などとして、同社元幹部3人を業務上過失致死傷罪などで在宅起訴。7月の初公判で3被告とも起訴事実を認めた。清水社長は事故の被害者への補償について、「遺族ともう一家族の示談ができていない」と話した。【川端智子】
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