記事登録
2008年10月27日(月) 11時48分

<平成電電>元社長、詐欺無罪を主張 東京地裁初公判毎日新聞

 通信機器への投資名目で集めた資金をだまし取ったとして、詐欺罪に問われたベンチャー系通信会社「平成電電」(破産)元社長、佐藤賢治被告(57)は27日、東京地裁(合田悦三裁判長)の初公判で「詐欺はしていません。投資家に虚偽の説明をした事実もありません」と無罪を主張した。

 起訴状によると、佐藤被告は05年8月、協力会社「平成電電システム」元社長、熊本徳夫被告(56)ら=分離公判中=と共謀し、投資家30人から通信機器の購入費名目で出資金計3億6000万円を詐取した。検察側は冒頭陳述で、佐藤被告らが集めた総額約410億円の資金のうち約370億円が平成電電の運転資金に使われたと指摘した。同社は当時、月約30億円の営業赤字があったという。【伊藤一郎】

【関連ニュース】
海外先物詐欺:元社長に懲役12年 秋田地裁判決
振り込め詐欺:通帳やカードを売買、4容疑者逮捕 北海道
除草剤:焼き鳥のたれに混ぜ5千万要求、2人逮捕 警視庁
振り込め詐欺:撲滅月間前、集中的に犯行 5容疑者逮捕
詐欺容疑:100万ドル紙幣で2億円詐取 62歳男逮捕

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081027-00000035-mai-soci