25日午前8時ごろ、京都府宇治市五ケ庄三番割の黄檗(おうばく)公園そばの路上で、男性が血を流して倒れているのを通り掛かった女子中学生が見つけ、公園の管理事務所を通じて110番した。男性は住所不定、無職伊達悟さん(57)で、既に死亡していた。
胸や背中などに刃物で刺されたとみられる傷が数カ所ずつあり、付近に刃物が落ちていないことなどから、府警捜査1課は殺人事件と断定、宇治署に捜査本部を設置した。司法解剖の結果、死因は失血死で、背中からの刺し傷は心臓に達していた。死亡は25日未明とみられる
調べでは、伊達さんは右半身を下にし、道路脇の側溝に顔を突っ込むようにして倒れていた。現場には大量の血痕があり、はいていたとみられるスニーカーは脱げ、近くに転がっていた。