二十五日午後二時半ごろ、岐阜県羽島市桑原町の民間産業廃棄物再処理施設「羽島リサイクルパーク」で、ごみの分別作業をしていた従業員が、破かれたとみられる大量の紙幣と折れ曲がった硬貨を見つけ、岐阜羽島署に届け出た。同署によると、合わせると六百八十五万三千三百七十六円になるという。
調べでは、破かれた紙幣は小さいもので約一センチ四方、大きいのは一部を切り取られたりしていた。
一万円札の左上端の「10000」をたよりに署員が数えると、一万円札は六百八十三枚あった。五千円札は二枚、千円札十二枚で、硬貨は一円玉から五百円玉まで計千三百七十六円分。
リサイクルパークではごみを機械で破砕した後、ベルトコンベヤーに乗せ分別。コンベヤーで流れてきた紙幣や硬貨を従業員が見つけた。ごみは静岡、愛知、岐阜、三重の四県から収集しているという。
同署は拾得物として保管するとともに、所有者を捜している。