自民党の細田博之幹事長は25日、出雲空港(島根県斐川町)で記者会見し、衆院の解散時期について「10月中に判断しなければいろんなことに支障が出る可能性がある」と述べ、麻生首相が11月の衆院選挙か先送りかについて、月内に決断するとの見通しを示した。
細田幹事長は「今月中に解散して来月に選挙をすれば、12月末にはすべてのメニューをそろえ、通常国会の論戦に入る。ぎりぎりの線が今月いっぱい」と述べた。
首相が北京で「政策より政局、という時代じゃない」と述べたことについて「(追加経済対策を)早くまとめるべしという意味と思う」と述べ、解散の先送りを示唆した発言ではないとの見解を示した。
【写真説明】「10月中に首相が決断する」との見通しを述べる細田幹事長