2008年10月26日(日) 21時27分
3日前にトラブル、仕返しにおびえる 京都・宇治の男性刺殺(産経新聞)
京都府宇治市の道路側溝で男性の刺殺体が見つかった事件で、死亡したのは住所不定、無職、伊達悟さん(57)だったことが、府警の調べで分かった。伊達さんは遺体近くにあった乗用車内で生活し、22日未明に車をけった男とトラブルになっていた。男は負傷し、伊達さんは知人に「知らない人だった。仕返しされるんじゃないか」と漏らしていたという。
府警捜査1課は26日、殺人事件として宇治署に捜査本部を設置。男が伊達さんに恨みを持っていた可能性があるとみて特定を急ぐ。
調べなどによると、トラブルがあったのは22日午前1時ごろ。伊達さんが寝ていたところ車をけられ、外にいた男ともみ合いになった。男は作業服姿で、伊達さんの反撃で出血し、東に逃げたという。伊達さんにけがはなく、「車をけられた」と自ら110番した。
また、司法解剖の結果、伊達さんは胸や腹、背中など数カ所を刃物で刺され、死因は失血死だった。死亡推定時刻は25日未明。背中から心臓に達する傷が致命傷といい、捜査本部は強い殺意があったとみている。
関係者によると、伊達さんは電気設備会社に勤め、京都市山科区で妻、次男と同居していたが、6〜7年前に離婚。知人宅で生活した後、数カ月前から車内で暮らしていたという。
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