【北京24日共同】東南アジア諸国連合(ASEAN)と日本、中国、韓国(ASEANプラス3)が、緊急時に外貨を融通し合う通貨交換協定(チェンマイ・イニシアチブ)の強化に向けた具体策を協議するため、11月12日からマニラで財務相・中央銀行総裁による会合を開く方向で調整していることが24日分かった。ASEAN当局者が明らかにした。
多数の2国間協定の組み合わせで成り立つ通貨交換協定を多国間協定に衣替えし、金融危機に直面した国に迅速で効果的な支援ができるような枠組みづくりを協議する予定。同当局者によると、フィリピンやベトナムなどが早期の具体化を求め、日中両国などもほぼ同意しているという。
会合に併せて財務担当者による作業部会もマニラで開き、12月にタイで開催予定のASEANプラス3首脳会合に向け議論を加速させる。