【北京24日共同】麻生太郎首相は24日の同行記者団との懇談で、衆院解散の時期を問われ「多くの首相が懇談で口が軽くなり、政治生命を断たれた」と自重宣言した。
2007年9月、当時の安倍晋三首相が訪問先のシドニーで行われた内外記者会見で、インド洋での海上自衛隊による給油活動が継続できない場合は「職責にしがみつくことはない」と言い切り、早期退陣の一因になったことなどが念頭にあるとみられる。
首相は22日、夜会合で高級ホテルを頻繁に利用していることに「ホテルのバーは安い」と記者団に反論して批判を浴びたばかり。解散より景気対策を優先する姿勢を示しながらも、明確な言質はとらせなかった。