【北京24日共同】中国訪問中の麻生太郎首相は二十四日夜(日本時間同)、北京市内で同行記者団に対し、衆院解散・総選挙について「いちばんいい時を狙ってやるから、時期についてはまだ全然決めてない」と述べ、最も与党に有利なタイミングで断行する意向を強調、なお慎重に経済、選挙情勢を見極める姿勢を強調した。
同時に「政策より政局という時代じゃない」とし、当面は景気回復など政策課題への対応に全力を挙げる方針をあらためて表明。政府、与党が月内にまとめる追加経済対策に関し「思い切ったことをしないといけない。従来の発想を積み上げたら間に合わない」と指摘した。