長崎大は24日、ノーベル化学賞の受賞が決まった下村脩・米ボストン大名誉教授(80)を名誉博士にすることを決めた。2004年に同大が名誉博士制度を創設し、第1号となる。
下村さんは1951年、同大薬学部の前身、長崎医科大付属薬学専門部卒。59年7月〜63年9月、同学部の助手として勤務。昨年10月には同大から名誉校友の称号を授与された。
同大は来年3月までに下村さんを招いて授与式を行いたい考え。学内に業績を振り返る「ノーベル化学賞受賞展示室」の設置も計画している。
片峰茂学長は「長崎大だけでなく、地方大学に与えた勇気とインパクトは大きい。本学から第二の下村博士の輩出を願って決定した」と話した。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20081024-OYT8T00733.htm