南さつま市は24日、防衛省九州防衛局から要請されていた移動式レーダー一時設置の受け入れを決め、同防衛局に回答書を送った。
同市によると、来年3月に完成する下甑島分屯基地(薩摩川内市)の新型レーダーの試験期間中だけの受け入れで、期間は今年12月末から来年9月末まで。同市坊津町にある閉鎖中のレジャー施設「風車村」駐車場跡地約1050平方メートルに、レーダーなどを積んだトラック約10台、隊員十数人が常駐する予定という。
同市の川野信男市長は「通常の航空警戒監視で、国防上にも必要な業務。市民生活にも影響がない」とコメントした。なお、受け入れにあたり市は〈1〉住民生活に支障がないよう配慮する〈2〉隊員の宿舎確保などについては事前に市と調整する——などを同防衛局に求めた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20081024-OYT8T00665.htm