【北京25日共同】麻生太郎首相は25日、北京の人民大会堂でフランスのサルコジ大統領、イタリアのベルルスコーニ首相と相次いで会談した。
首相はサルコジ氏との会談で、世界的な金融危機に対応するため、日本と欧州連合(EU)議長国であるフランスが協調していく重要性を確認。サルコジ氏が「金融機関への適切な監督が必要」と指摘したのに対し、首相も「透明性に配慮した形で監督や規律導入には賛成だ」と応じた。
また、サルコジ氏は日本の国連安全保障理事会常任理事国入りへの支持を表明した。
ベルルスコーニ首相との会談で、麻生首相は来月15日にワシントンで開かれる金融危機対策に関する緊急首脳会合(サミット)に向け、連携していく方針で一致した。