JR北海道は25日、札幌圏の55駅で利用可能なICカード乗車券「Kitaca(キタカ)」のサービスを始め、札幌駅で記念式典を開いた。
JRグループで同様のカード導入は、JR東日本のSuica(スイカ)、JR西日本のICOCA(イコカ)、JR東海のTOICA(トイカ)に続き4社目。
キタカは、スイカなどと同様に、読み取り部に触れさせるだけで改札機を通過でき、券売機などで入金すれば繰り返し使用できる。
記名式と無記名式、定期券の3種類で、JRは計9万5000枚の発行を見込んでいる。2009年春からはスイカと相互利用できるようになるほか、電子マネー機能も加わる。
式典でJR北海道の中島尚俊社長は「スイカは首都圏で生活必需品になっている。キタカも電子マネーなど機能を充実させ、重宝されるカードにしたい」とあいさつした。