【ウィーン25日共同】今月11日に交通事故死したオーストリアの極右政治家、イエルク・ハイダー氏について「同性愛者か?」(AP通信)などの報道が欧米で広がっている。ナチス擁護や外国人排斥発言などで物議を醸した同氏の意外な話題に、欧米メディアが飛び付いた形だ。
きっかけはハイダー氏の死後、オーストリア未来同盟の党首の座を引き継いだペッツナー氏が地元メディアに、ハイダー氏を「かけがえのない人」「特別な関係」などと涙ながらに語ったこと。
ハイダー氏が事故前に同性愛者が集まるバーにいたとする地元メディアの報道も騒ぎに拍車を掛けた。未来同盟は両者の同性愛関係を否定している。