【ベルリン25日共同】ドイツのメルケル首相が率いるキリスト教民主同盟(CDU)の保守姉妹政党、キリスト教社会同盟(CSU)と、自由民主党(FDP)は24日、南部バイエルン州の州政府で連立政権を発足させることで合意した。
CSUが9月の州議選で大幅に議席を減らしたため単独で政権を維持できず、政策の近いFDPと連立する。
一方、ドイツ西部ヘッセン州の社会民主党(SPD)と緑の党は24日、同州政府で連立政権を誕生させることで合意した。1月の州議選後から続いたCDU暫定少数政権と交代する見込み。
連邦レベルではCDU・CSUとSPDが大連立政権を組んでいるが、来年9月の総選挙をにらんで保守、左派など各党ともに地方で主導権争いを展開している。