「せんとくん」と「なーむくん」が初対面—。2010年に奈良県で開かれる「平城遷都1300年祭」のキャラクターで、不仲がうわさされていた2体が25日、ゆるキャラの代表格、滋賀県彦根市のひこにゃんの仲立ちで和解した。
せんとくんは祭の公式キャラクターで、デザインが「仏様に侮辱的」と反発した仏教系団体「南都26会(なんとにろくかい)」がなーむくんをつくった。2体は同日、彦根市で開かれた「ゆるキャラまつりin彦根」に参加後、ひこにゃんとともに仲良く記念写真に納まった。
せんとくんは非売品シールを、なーむくんは「せんとくんが寒そうだから」とTシャツを、それぞれプレゼント。南都26会の橋本純信会長は「目的は同じ奈良を盛り上げることなのに、反目し合っても仕方がない」と話した。
デザインをめぐる騒動で知名度が上がったこともあり、両キャラクターともイベント中は来場者に囲まれ、記念撮影に大忙しだった。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081025-OHT1T00211.htm