2008年10月25日(土) 20時23分
<麻生首相>北京でのASEM閉幕後の会見発言要旨(毎日新聞)
麻生太郎首相が25日、アジア欧州会議(ASEM)の閉幕後に北京市内で行った記者会見での発言要旨は次の通り。
◇冒頭発言
ASEMでは金融危機を中心に議論。日本は金融に関する緊急首脳会議や国際機関の役割、アジアの地域協力の重要性を訴え、賛同を得た。北朝鮮の核問題、拉致問題の解決の重要性を強調し、テロとの戦いへの参加継続を表明した。
◇金融危機
アジアと欧州の首脳が、金融危機に深い懸念を持っているとの明確なメッセージを出せた。金融危機の経験がある日本は、内需拡大による経済対策の重要性を各国に訴えた。
◇解散・総選挙
さまざまな要素を勘案して決めなければならないのは当然。日本経済は今のところ米国や欧州に比べ傷は浅いと思っているが、国内需要を喚起する必要がある。国内的な政局より国際的な役割を優先する必要性を、ここに来て改めて感じさせられた。まだまだいろんなことを考えねばならぬ問題。この段階で(解散)するとかしないとか、決めているわけではない。
◇金融サミット
短期的には今の差し迫った金融危機の解決。中長期的には国際金融の決済システムを、首脳間でもう少し議論する必要がある。
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