ミスタードーナツを運営するダスキンは、十一月一日から主力商品のサイズを一回り小さくし、価格を引き下げる。消費が低迷する中、商品単価を下げることで、消費者が購入しやすくする。
対象はドーナツやパイなど十種類で、価格を各四十二〜十円引き下げる。一方で大きさは、一個当たりドーナツが約三〜七グラム分、パイは約二十〜二十五グラム分小さくなる。改定と同時に低価格のドーナツなど新商品八種類も発売する。
商品の平均単価は百二十五円から百十九円に下がるという。サイズ変更に伴い、一グラム当たりの価格では実質値上げになる商品もある。
株価低迷や企業業績の悪化で、消費者心理は急速に冷え込んでおり、「お手ごろ価格」をアピールすることで、消費者のつなぎ留めを狙う。