佐々木禎子さんの命日(25日)にちなんだ集会を毎年開いている広島市中区の幟町小で24日、原爆投下当時の幟町小学区を示す戸別地図が披露された。母校の児童に当時の様子を伝えたいと、被爆2世である近くの会社経営岡部喜久雄さん(59)たちが、被爆者たちの証言を基に半年がかりで作った。地図は前身の幟町国民学校を中心に網羅。A3判の用紙5枚を張り合わせたモノクロ。民家や通りを1つずつ丁寧に再現し、当時の町名や店名なども鉛筆書きした。
【写真説明】幟町小の集会で、被爆当時の街の様子を再現した地図について説明する岡部さん(左)