喜寿を迎えた尾道市因島重井町の七類鯨舟さん(77)=本名・一郎=が10回目の作陶展を、因島田熊町の画廊喫茶ブラームスで31日まで開いている。
七類さんは島根県隠岐の島町出身。16歳から56歳まで捕鯨母船で南極海などに乗り出していたところから、作者名を「鯨舟」としている。陶芸を始めたのは63歳。カルチャーセンターに半年ほど通った後、自宅にガス窯を設置し、伊羅保焼や織部焼の水差しや花入れ、雑器などを我流で作ってきた。
腕試しに出した全陶展で入選したのを機に10年前から年1回、個展を開いている。
【写真説明】自作を説明する七類さん