福山市は、本年度から3年間の鳥獣被害防止計画を策定した。被害が4年連続で増えているイノシシをはじめ、カラスやヌートリアなどの駆除や被害削減の目標を定めた。
国の鳥獣被害防止特措法を受け、初めて策定した。計画では、本年度の捕獲はイノシシ460頭▽ニホンジカ15匹▽サル46匹▽ヌートリア70匹▽カラス1400羽—を目標としている。2009、10年度もほぼ同数を駆除する。
動物を捕らえる箱わなは現在、市や個人の所有など、合わせて183基ある。市は補助金を出すなどして本年度は30基を追加する。本年度までに計31カ所、延べ約11キロで設置する電気柵も、来年度以降さらに張り巡らせる。