地元のサザエ入りカレーを名物料理にしようと、島根県隠岐諸島の官民が「みんな大好きサザエカレー実行委員会」を設立した。島で提供する飲食店を募っており、観光客に楽しんでもらう仕掛けづくりを進める。
隠岐諸島では漁師の家庭を中心に、肉でなくサザエの身を使ったカレーが食べられているが、下処理に手間がかかるなどで飲食店での提供はほとんどなかった。しかし海士町で作られるレトルトのサザエカレーが有名となり、隠岐を訪れる観光客のニーズが高いため取り組みを決めた。
既に喫茶店など10店が協力を決め、それぞれ独自のサザエカレーを提供する。さらに数店の参加を見込む。11月末から順次売り出し、12月中のマップ作製を予定。来春の大型連休にはスタンプラリーや味コンテストの開催も検討している。