2008年10月25日(土) 17時00分
【シネナビ】「リダクテッド 真実の価値」(夕刊フジ)
「キャリー」「アンタッチャブル」「ミッション・インポッシブル」などを大ヒットさせたブライアン・デ・パルマ監督。だが最近はジリ貧状態。さすがの巨匠もこれまでかと思っていたら、何とも挑戦的な新作を叩きつけてきた。
米軍兵士がイラク人少女をレイプし、家族もろとも惨殺…。2006年に起こった事件を題材に、イラク戦争の実態を暴きだす。
リダクテッドとは、不都合な情報を削除・編集すること。イラク戦争では報道規制が厳しく、真実がなかなか見えてこない。その代わり、ネット上では米兵がビデオやケータイで撮った映像があふれている。
映画はこれらの投稿映像や兵士たちのブログを基に構成。報道のあり方にまで言及した、極めてリアルなフィクションになっているのだ。
昨年のベネチア国際映画祭では賛否両論真っぷたつに分かれつつも、銀獅子賞(最優秀監督賞)を獲得。デ・パルマ健在なりを示したが、彼がこの先どこに向かおうとしているのか気になる。
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