2008年10月25日(土) 16時59分
【聴きごろCD】布施明、職人芸が光る珠玉のバラード(夕刊フジ)
職人芸に達した歌唱力。その持ち味を存分に生かした布施明のカバーアルバム「Ballade」(ユニバーサル)は、聴き応えじゅうぶんだ。
1970年代〜2000年代までの誰もが知っていいるJ−POPの名曲を、ゆったりしたテンポで珠玉のバラードに料理している。1曲目は、布施にとって因縁のある「時の過ぎゆくままに」(沢田研二)。当時、沢田とライバル関係にあった布施は、ちょうどスランプで、沢田がうらやましかったという。辞めようかと思っていたとき「シクラメンのかほり」がヒットした。いまだから無心で阿久悠の物語を再現できる。
「いとしのエリー」(サザンオールスターズ)では、声のかすれや途切れをあえてそのままに、ウィスパー調で。「さよなら」(オフコース)は、歌詞を「さようなら、さようなら」と、ていねいに歌うサビが斬新だ。
全体にテンポはオリジナルより落としつつ、キーはイメージを尊重して原曲のままというのも、この人にしかできないワザだ。
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