2008年10月25日(土) 11時29分
高波にさらわれ海に転落、釣り人ら16人救助…新潟・柏崎(読売新聞)
25日午前8時40分ごろ、新潟県柏崎市番神(ばんじん)、「柏崎港観光交流センター」そばの西防波堤で、「釣り人が波にさらわれた」と、近くで釣りをしていた人から110番があった。
柏崎署などによると、海に転落した釣り人は男性10人と女性1人の計11人で、高波にさらわれ、内海に落ちた。うち男性6人が病院に搬送され、新潟県十日町市下条、無職大淵春一さん(60)ら2人は肺に水がたまるなどして入院した。
また、救助をしていた消防隊員5人も海に落ちたが、救助された。消防によると、当時、波の高さは約4メートル30だったという。
現場で岸壁工事をしていた作業員らによると、現場は朝から高波が押し寄せ、西防波堤には波が侵入するような状態だった。対岸にいた前橋市の男性会社員(60)は、「5人があっという間に波にさらわれ、落ちた人は海の中でクーラーボックスにつかまっていた。恐ろしかった」と顔をこわばらせた。
上越海上保安署によると、西防波堤は長さ約2キロ。立ち入り禁止区域となっており、入り口には高さ約2メートルのフェンスもあった。現場周辺では警察や第9管区海上保安本部などが約90人態勢で、ほかに海に転落した人がいないかなどを確認している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081025-00000021-yom-soci