2008年10月23日(木) 18時03分
広島上空に「ピカッ」の芸術家集団、展示会が中止に(産経新聞)
東京の芸術家集団が飛行機雲で「ピカッ」の文字を広島市の上空に描いていた問題で、この芸術家集団の展覧会が会期途中で終了していたことが23日、わかった。
展覧会は東京・高円寺で開催されていた芸術家集団「Chim←Pom(チン←ポム)」による作品展「オーマイゴッド〜気分はマイアミビーチ〜」。
会場のホームページによると、この展覧会の終了予定日は10月25日となっていたが、問題が発覚した直後の22日に急遽終了となった。
突然の終了について、会場のホームページには「諸事情により本日(10月22日)をもちまして終了とさせていただきました。突然のことで誠に申し訳ございませんが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます」とされている。
「Chim←Pom」は男女6人の芸術家集団で、21日午前に広島市上空でチャーターした軽飛行機で片仮名で「ピカッ」の白い文字を5回にわたって描き、メンバーが平和記念公園などからビデオと写真で撮影。平和を訴える現代美術作品の素材にするため原爆を意味する言葉を表現したとしていたが、被爆者や市民からは「いくら芸術のためでも不快だ」との声が上がっていた。
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