山口県は22日、同県上関町への原子力発電所建設を計画する中国電力に対し、用地造成のための公有水面埋め立て免許を交付した。中電は同日、来年3月までに着工し、原子炉設置許可を国に申請する方針を示した。構想浮上から26年。反対運動などで曲折を経た原発計画は大きく動きだす。
埋め立てを認めたのは、同町長島の建設予定地約33万平方メートルのうち、海上部分の約14万平方メートル。反対派は海の環境悪化などを訴えていたが、県は中電の調査データを基に「潮流、水質変化は少なく、影響は軽微」などと判断した。
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