中国経済産業局などは22日、中国地方の自動車部品や電子機器メーカーが新技術や製品をPRする展示商談会を、広島県府中町のマツダ本社で初めて開いた。
自動車の環境・安全技術の競争が激化する中、あらためて地場企業とマツダのマッチングを図り、地域産業の競争力を高める狙い。中国5県の39社と広島大、岡山大が参加した。車の電子化に対応した電子ユニットや、コスト削減につながるモジュール製品などの紹介パネルや試作品を展示。マツダや協力メーカーの購買担当者と意見交換した。マツダの今井一基執行役員購買本部長は「経済情勢は厳しいが、地域で共存共栄できるよう互いの技術基盤の強化につなげたい」と強調した。
異業種の参加も目立ち、電子機器製造のアロー産業(鳥取市)の矢谷博志社長は「医療、介護分野で磨いたセンサー技術で業界に参入したい」と話していた。
【写真説明】地場の自動車部品メーカーなどが新技術や製品をマツダの担当者にPRした商談会