2008年10月23日(木) 13時01分
ペイリン氏の“浪費”に批判 衣装代1500万円…(産経新聞)
【ワシントン=山本秀也】AP通信などによると、米共和党のペイリン・アラスカ州知事が、副大統領候補の指名獲得後、同党全国委員会(RNC)に経費請求した衣装代や美容費は、これまで計15万ドル(約1500万円)に達した。同知事は、州の公務出張に娘らをたびたび連れてゆき、旅費を公費で落としていたとも伝えられている。
RNCでは、大統領選に当たって計1900万ドルの選対支援予算を計上しており、9月には440万ドルを会計処理した。ペイリン氏の衣装代などはこの予算枠から支払われたが、本来は選挙活動の切手代などだという。
衣装代はニューヨーク、ミネアポリスなど、各地の有名店に支払いが集中している。政治情報サイト「ポリティコ」は、ペイリン氏本人のほか、末っ子のベビー服も経費請求された可能性があると指摘した。ペアを組むマケイン大統領候補の陣営は、「選挙後は(衣装類を)慈善活動に活用したい」と釈明している。
これとは別に、AP通信は、2006年末の知事就任後、ペイリン氏は長女ら娘3人を繰り返し出張に同行させ、航空券やホテル代など計約2万1000ドル(約210万円)を公費で落としていたと伝えた。
子供の同行がイベント主催者の同意を得ていたのかは、あいまいなケースが指摘されている。同通信によれば、ペイリン氏が副大統領候補の指名を受諾する直前に、子供の同行理由について出張記録を修正していた。
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