【ロサンゼルス20日共同】AP通信によると、一九八一年の米ロサンゼルス銃撃事件で逮捕され、今月十日に自殺したとロス市警が発表した
ゲラゴス氏によると、遺体には殴打されてできたとみられる傷が背中の深部組織にあったほか、首を絞められてできた可能性がある血腫がのどにあった。これらの傷は首つり自殺の痕跡ではないとしている。
ゲラゴス氏は、元社長の遺体を司法解剖したロス郡検視局に見落としがあったとして、再度の解剖を求めたが、拒否された。二十日に連邦検事に捜査を要請するとしており、ロス市警を相手に法的手段を取ることも考えられる。
ロス市警は十一日、三浦元社長がサイパンからロスに移送された十日に、市警の留置場でシャツを使って首つり自殺を図り死亡したと発表。検視局はまだ最終的な死因を公表していないが、担当者は「自殺でないことを示すものは一切ない」としている。
元社長の遺体は十八日、検視局から弁護側に引き渡され、関係者によると、弁護側は独自に遺体の検視や解剖を行う方針を示していた。ゲラゴス氏によると、遺体は遺族側に引き渡され、葬儀場に安置されているという。
ロス市警は元社長の自殺を受け、留置場の管理体制などについて調査を進めている。