2008年10月21日(火) 00時01分
琴欧洲ら4力士尋問を申請 「八百長」訴訟で講談社(中国新聞)
週刊現代の大相撲八百長疑惑記事をめぐる名誉棄損訴訟で、被告の講談社側は二十日、大関琴欧洲ら原告の四力士を尋問するよう東京地裁(中村也寸志裁判長)に申請した。
ほかの三人は、大関の魁皇と千代大海、十両春日錦。いずれも、同社側が既に証人申請している元幕内若ノ鵬のガグロエフ・ソスラン元力士(20)から、八百長の当事者として週刊現代で名前を挙げられたが、日本相撲協会の事情聴取に対し疑惑を否定した。
講談社側は同日「琴欧洲関らから八百長を強要され、百万円で白星を売った」などという内容のガグロエフ元力士の陳述書も地裁に提出した。
元力士は八月に大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕された後、協会から解雇され、「解雇処分は厳しすぎる」として地位確認を求めて提訴する一方、同誌上で八百長疑惑を告発していた。
八百長疑惑訴訟では、横綱朝青龍と北の湖前協会理事長が今月、それぞれ出廷し、疑惑を全面否定した。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200810210066.html