2008年10月20日(月) 12時50分
自由連合、徳洲会側から72億円借り入れ (産経新聞)
徳田虎雄前衆院議員が代表を務める政治団体「自由連合」(東京)が、徳田氏が理事長の医療法人「徳洲会」グループ(大阪)から約72億円の借入金があることが分かった。自由連合は大きな資産を持っておらず、昨年には政党資格を失うなど、返済する見通しは立っていないもようだ。政治資金規正法には借り入れに関する規制がないが、徳洲会側が債権放棄をした場合、借入金は寄付とみなされ、同法違反(量的制限)にあたる可能性がある。
平成19年分の自由連合の政治資金収支報告書によると、徳洲会グループの2社とその役員から計約72億円を借り入れている。
自由連合は規正法や政党助成法などで定める政党として認められていたが、昨年に政党要件を失い、政党交付金や企業献金を受けられなくなっていた。
総務省は「貸し付けた方が債権放棄すれば、献金したとみなされ、違法になる可能性がある」としている。
自由連合は「法的な問題はない。借入金の返済は協議中」としている。
徳田氏は「借入金の処理についてはすべての責任は自分個人で取る」とのコメントを出した。
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